第一校歌

第一校歌

台北高校校歌第一校歌 大正14年
作詞:三沢 糾 作曲:阿保 寛
獅子頭山に

獅子頭山に雲みだれ   七星が嶺に霧まよふ
朝な夕なに天かける   理想を胸に秘めつゝも
駒の足掻のたゆみなく  業にいそしむ學びの舎
限りも知らに奥ふかき  文の林に分け入りて
花つむ袂薫ずれば    若き學徒の誇らひに
碧空遠く嘯きて     わがペガサスに鞭あてむ
錬武の場に下り立ちて  たぎる熱汗しぼるとき
鐵の腕に骨鳴りて    男の子の心昂るなり
つるぎ収めてかへるとき 北斗の星のかげ清し
あゝ純眞の意氣を負ふ  靑春の日はくれやすく
一たび去ってかへらぬを など君起ちて舞はざるや
いざ手をとりて歌はなむ 生の歡喜を高らかに